さんらいず探検隊が益田市内を気ままにレポート。
散歩がてらに眺めた街の様子です。
彼岸花の咲く 中秋の益田
かならず自らの咲く時期を忘れず、律儀に彼岸に咲く彼岸花。鮮烈な赤い灯火が、稲刈りの終わった田の畦道や川土手に点っている。ここ数日、秋雨が続き、なかなか青空に映える「赤色」眺めることは出来ず、今年の彼岸花の画像はすべて曇天下のものとなってしまった。
彼岸花の「赤」はハゼ干しの稲、ワラの黄色とよく似合う。また、真っ黒なアゲハが訪れているときには、花の「赤」が一層引き立つ。道端の地蔵のそばに咲く彼岸花も素敵だ。地蔵の石の持つ落ち着いた灰色が、「赤」との対照で、渋味とともに、どことなく明るさが感じられてしまうのが不思議だ。
いずれにせよ、彼岸花は人の手がかかっているところにしか咲き得ない。花の在り処が知られていて、草刈などで芽を刈ってしまわないように、人々大切にされてきた賜物としての花の色なのだ。
少しばかり色の薄くなってきた木々に秋風が吹き始めた。益田も少しずつ秋色に色づきはじめてきた。たわわに実った栗たちが、イガから溢れんばかりにその横腹を陽に光らせている。幼き日の栗拾いの歓喜の気持ちが、静かによみがえる。