9月7日の台風18号の通過依頼、秋雨の灰色の雲の下にスッポリ覆われたような日々が続き、秋のもつ軽やかさをすっかり忘れかけていた今日この頃。10月1日の益田は、そんな湿りきった気持ちを忘れさせてくれるようなすがすがしい晴天の一日でした。雲ひとつない青空が朝から広がり、街にはキンモクセイ/ギンモクセイの薫りが微風に乗りただよってくる。河原にはススキの穂が陽を受けて白く輝き、コスモスもその花の数を増やしつつある。
乙吉の今市川を下り、益田川の河口益田平野を歩いてみた。のどかで遥かな野には葦やススキが漠と風に揺れていて、古より変わらぬ益田の風景を感じさせる。大道山や比礼振山が遠目に霞んで、佇んでいる。広い野からながめると、この地独特の、山がちではあるが低い山並みが、鋸の歯のように続いている。