珍種のトンボ「八丁トンボ」 益田にも生息
大きさは一円硬貨大、飛び回る範囲はたったの3メートル四方
「八丁トンボ」ってご存じですか? 日本産のトンボの中では最小の種類だそうです。何と体長18ミリくらい、一円硬貨の大きさだから驚きです。
この珍しい「八丁トンボ」が益田の馬谷地区に生息しています。6月初旬から出現するそうです。これはそっと耳打ちしたくなるような貴重情報ですね。当ネットの益田ギャラリーコーナーでおなじみのカメラマン吉崎佳慶さんは十数年前この地区で見つけました。
その吉崎さんは、今年もいるかな?と先日そっとその「秘密の場所」を覗いて、撮った写真がこれらです。写真からもその小ささ、繊細さがよくわかります。赤とんぼのような深紅色のものが雄、褐色が雌です。
小さいがゆえに、生息できる環境もとてもデリケートです。もちろん湿地帯であること。それも大きく深い沼のように水が多すぎても駄目。だいたい5センチくらいの水深がちょうどいいそうです。その水も地面から湧き出る清水であること。そしてまわりにはイ草類やカヤが生えていること。その葉に止まって体を休めたり、遊んだりしてるのでしょう。
飛び回る範囲はたったの3メートル四方。2センチに満たない八丁トンボにとっては、動くに十分な範囲かもしれません。
適した環境エリア内でひっそりと生きている八丁トンボ、さぞや天敵もたくさんいることでしょう。だからせめて人間だけでも、静かに見守ってあげたいものです。
こういう小さな珍しい生物が暮らせる環境がまだ益田にはあるということは、とても自慢できることだと思うのです。