秋の港で子どもたちが漁師町のおばちゃんたちとイカ飯をつくる・・・そんな会があるというので早速出かけてみた。飯浦の女性たちが、講師先生。子どもたちは、最初イカに戸惑い気味だったけど、最初の一匹を加工してしまうと、手が炭で汚れるのも厭わず、作業に夢中になっていった。イカはワタと背骨をとり、きれいに洗う。こちらはイカ飯に。足についた目や、コリコリしたところを切り離し、ナマス用にも加工する。
全部の作業を子どもたちがするというのもおもしろい。結構簡単に、難なくやってしまうものだと感心する。イカの腹にもち米を詰め、煮えるのを待つ。漁港の片隅から匂ってくるいい匂いに、船から帰ってきた漁師たちが叫ぶ。
「えーにおいがするのう。何をこさえとるんかぁ?」
「イカ飯かぁ、あれが一番おいしいけぇのう。」
凪ぎで、時折落ちる小雨が水面に静かに消えていく。
むしろを広げて漁師がひとり、イカの仕掛けを直していた。
曇天の中、静かに港は休んでいるといった様子だった。
港の静寂が、子どもたちの歓声で途切れた。
料理が出来たのだ。
出来上がったのは、腹がパンパンに膨れたイカ飯と下足のきゅうりナマス、けんちん汁。
あつあつを食べるとおいしい。
もちもちになったもち米に醤油の汁がしみこみ、最高だ。
漁師町の素朴な料理に舌鼓を打つ子どもたち。
自分たちで作った料理を自慢げにほおばる。
これって実は益田ならではの最高の贅沢なんだとつくづく思う。
■globeいわみ「イカ飯をつくろう」
10月8日(土)10:00〜
場所:飯浦漁港・農漁村センター
を取材させていただきました。