母が半世紀近く使っている古〜いタンスを整理している。中の物を出したりしまったりの繰り返しで片づけるどころか、散らかる一方。そんな中、ニンマリしたくなるような「オイシイモノ」発見!
それは真っ赤な箱、しっかりした紙製の四角い箱だ。シミやキズはある、少々カビ臭い。が、まだまだ丈夫。文字が書かれているが普通に読むと??? そうか、見るからに年代ものだから右から読むってことだ! フタには「御薬品入」、側面には「ニコニコ
トンプク」とある。つまり、「越中富山の置き薬」その薬箱だと判明。
いつ頃のものだろう?母に聞いても「嫁に来たときには、はーあったよ」ということだ。昭和10年代か20年代か。フタを裏返すと、お品書き風の伝票が貼ってある。「キオー丸」「ケロリン」「胃腸はら一切」「オイスネン」・・・・「時計十分間」って何だろう?品名だけでも、そのパッケージの独特のデザインがイメージできて面白くなってきた。この箱と出会えたことにラッキー!ウキウキしてきた。
発売元も富山県射水郡七美 「正川廣栄堂薬房」と書かれている。きっと薬売りのおじさんが大風呂敷に包んだ柳行李を背負って、富山から汽車やバスをゆられてはるばる益田まで来ていたんだ。そして立ち寄った家の子どもたちに紙風船をプレゼント、子どもたちはそれを膨らまして庭先で楽しく遊んでいる・・・この「赤い箱」から昭和の時代の良き風景を勝手に想像してしまったのです。