|
|
 |
その3 大和撫子養成ギプス
懐かしい香りのする和の雰囲気が大好きです。
でもアジアン雑貨もアフリカ民芸もポップアートも好き。
それならいっそ全部ぐちゃぐちゃ混ぜて煮ちゃいましょ。
目指せ「NEOおばあちゃん家」! |
古着大好き貧乏主婦の私は、たまに実家に戻ると母の独身時代のAラインコートや程良い透け感の花柄ブラウスなどを漁っては持ち帰ったりするのでいつしか「青春泥棒」と呼ばれるようになりました。そして今年最初の里帰りの時、例のごとく押入をゴソゴソやっていた所、たとう紙にひっそりと包まれた沢山の着物達と出逢ってしまいました。
 |
 |
| 全部お見せできないのが残念です。って事でお気に入り柄ベスト6。 |
寒い日はタートルと合わせて。あんまり違和感ないでしょ? |
祖母の形見らしい着物の落ち着いた美しさと渋さ、おぼろげに記憶に残っている母の着物のモダンなかわいらしさにガツンとやられ、泥棒という立場を忘れ大興奮で母を呼びつけ「眠らせとくなんて勿体ない!私が着る!」などと熱く説得にかかりました。
意外にもあっさり了解してくれた母は、一着ずつ取り出して広げては色々な思い出話を聞かせてくれ「あんたー結構ズボラやしねぇ。間違ってもカビさせんでね〜。」などと言いつつも何だかウキウキと嬉しそうでした。ウチの着物達は結婚・出産など人生の節目とは全く関係ない時期にも関わらず、そして誰に強制された訳でもなく、何とも自然に母から子へと渡っていったのです。
 |
| ちょい透け素材で初夏コーデ。インドのスカーフを帯揚げに。 |
持ち帰った宝の山をうっとり眺めながら、こんな大人っぽいの着て美術館なんかぶらりと行ってみたいなぁ〜旧益田あたりの町並だったらこの古典柄でもしっくり馴染みそうだなぁ〜などと妄想は広がるばかりなのですが、とりあえず今は研修期間とゆー事で自宅でのみ着物を着て過ごす日々です。基本のデッサンが出来ないと抽象画描いてもイマイチさまにならないのと一緒で、やはり着慣れないと着こなせないかなって思いまして。「別に誰に見せる訳じゃなし」を合い言葉に、わざわざ着付教室なんか行かなくても前が合わさってればいいや位のノリで、帯も超簡単なパタンコ結び一辺倒、多少腰回りや帯が不細工になっても羽織着ちゃえば隠せるしと(でもこれから暑くなってくると…季節限定?)か〜なり気楽に着ています。
そんな感じで始まったゆるゆるマイペースな着物修行ですが嬉しいオマケも付いてきました。仕事を終え保育園へ娘を迎えに行って買物を済ませる頃には体も心もヨレッとしてしまってるのですが、帰って着物に袖を通すと気分がシャキッとし疲れも軽くなって家事も頑張れる気がするんです。そして着る時どうしても着物の裾や帯が床に擦れてしまうのでマメに床掃除だけは(あくまでも「だけは」…根がナマケモノなもので)するようになりました。そして何よりも大股でガシガシ歩く事がなくなり、着崩れを気にして女性らしい仕草が自然と出るようになりました。今年の目標が「ストップ!おっさん化現象」な私には本当に喜ばしい限りです。あ、でもお酒が入るとついつい食卓椅子に体育座りしてしまいますが。本物の大和撫子への道のりは随分遠いようです…。( by 櫻井由美子)
|
 |
|
|
|
|