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その4 「だがしかし駄菓子菓子」
懐かしい香りのする和の雰囲気が大好きです。
でもアジアン雑貨もアフリカ民芸もポップアートも好き。
 それならいっそ全部ぐちゃぐちゃ混ぜて煮ちゃいましょ。
 目指せ「NEOおばあちゃん家」!


 自他共に認める健康オタクです。朝食には雑穀米と納豆を欠かさず、マヨネーズとマーガリンはカロリー1/2を愛用しビタミンB群とCはサプリメント、もちろん牛乳は無脂肪。そして夜には黒酢と養命酒をトマトジュースで割った健康ドリンクを飲みながらの半身浴が日課です。そこまでやればさぞかし立派な健康体なのだろうとお思いでしょうが悲しいかな「まぁ並程度」といった所です。実はお菓子が何よりも大好きでこの栄養素だけで人間生きていければいいのにと妄想に近い事を常々考えているような私です。きっとお菓子を長く食べ続けたいが為に本能的に身体に気を使っているのかもしれません。


写真撮ってる間中もう食べたくてしょうがなかったです。
さすがは一粒三百メートル!食べ終わった後もペン入れとして活躍。

 和洋問わず世界中のお菓子(タイ・トルコ・中国がおすすめ)の新製品チェックは欠かさず、お菓子作りも定番からマニアックなものまで色々挑戦しました。そんなお菓子道を究めた私(?)が時々無性に食べたくなるのが駄菓子です。「あくまでも想像図です」といった感じのインド人が描かれたカレー煎餅、どう見てもトンカツじゃないトンカツ、リアルな煙草型のラムネ菓子…。行ったことのない国や豊かさ、そして大人の世界への憧れがぎゅぎゅっと凝縮された、世界に誇れる日本のジャンクフードです。消費税導入よりは〜るか昔お会計が足し算のみで済んでいた時代、お金の賢い使い方を学んだのは学校ではなく駄菓子屋さんでした。毎日友達と小銭を握りしめて近所のお店へ行き、限られた予算でどれだけ沢山のお菓子をバランス良く豪華に見えるように買えるかを競ってました。当たり付のお菓子もお得感がありポイント高かったです。よくお店のおばさんに「やりくり上手な奥さんになれるよ〜。」などと褒められたものです。お陰様で貧乏でも明るく生きるたくましい奥さんになれました(涙)。

 ある日の夕方そんな事を思い出しながら娘と遠足のおやつを買いに近所の商店へ行きました。子供の頃通ったお店とよく似た懐かしい雰囲気の所です。首からヒモでつり下げられたお財布には105円。予想通り娘は色とりどりに並べられたお菓子達に興奮して迷いに迷い、お金という社会の仕組みに半分パニックを起こしながら30分近くかかって初買物という大仕事を終えました。そしてお店の方が「お近付きの印に。」と予算オーバーで娘があきらめたお菓子を帰り際にプレゼントして下さいました。もしこれが同じ時間帯の大型スーパーだったらきっと周囲を気にした私が口出しして仕切ってしまってたかもしれません。「明日万葉公園行くん。」「頑張って歩きんさいね。」といった温かい会話も流れ作業的なレジではまず経験する事もないでしょう。娘にとっては特別な場所となったこの商店も先月閉店になってしまいました。今でもお店の前を通る度「又お菓子のお店行こ〜!」と娘ははしゃぎ、私は適当にはぐらかしながらちょっと悲しくなります。

ガッツリわしづかみして口に放り込むのが正しい作法です。嘘です。

…何だかしんみりしてしまった所で気を取り直して〜ハマると最後!魔性のお菓子「たまごボーロ」の作り方!!
卵黄小1コに砂糖大さじ2を混ぜ、片栗粉60gとベーキングパウダー小さじ0.5とスキムミルク大さじ1.5を入れてこね、ポリ袋で30分寝かせ小さく丸めて190度で10分焼きます。一文で紹介できる位とっても簡単です。お試しあれ!
( by 櫻井由美子)