古い物に囲まれて今を生きる
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その8 『心も体もぽっかぽか』



懐かしい香りのする和の雰囲気が大好きです。
でもアジアン雑貨もアフリカ民芸もポップアートも好き。
 それならいっそ全部ぐちゃぐちゃ混ぜて煮ちゃいましょ。
 目指せ「NEOおばあちゃん家」!

 只今外は雪ビュービューです。屋根も道路も真っ白です。でも我が家は、根性と気合いで暑さを乗り切った夏とは比べ物にならない位のホノボノっぷりで、暖か〜い冬の毎日を過ごしています。秘密は結婚当初から愛用している、昔の学校で使われてたような丸くて大きな石油ストーブ。四角い家庭用とは違って温かさが360°まんべんなく回るので、幸か不幸かウチの狭さならこれ1台で団地間6畳の3部屋と台所全てが充分暖まってしまうんです。ファンヒーターよりも空気が汚れないとの事で、生まれた時からずっとストーブ育ちの娘は、やっぱり慣れでしょうか普段元気過ぎて怪我が多いにも関わらず「触ったら熱いよ」程度の注意だけで、火傷などの事故は今のところありません。


低温火傷防止のためベビー服をカバーに。娘を足蹴(!?)でちょっと罪悪感。
部屋を暖めるついでにその熱でお湯やお茶を沸かすと、加湿器いらずで風邪予防にもなります。でもどうせならせっかくの恵みを少しでも無駄にすまいと、可能な限りそして思い付く限りトコトン使い倒します。ドカンと強火で!という料理には向きませんが、シチューやおでんなどの煮込み料理は放っておいても優しい火加減でコトコト美味しく出来るし、おやつにサツマイモやホットケーキを焼けば娘も大喜びです。意外なところでは梅干しの赤シソを鉄鍋に入れ水分を飛ばしてミルサーにかけて「ゆかりふりかけ」も作れます。年末には黒豆も煮〆も田作りもキントンも寒天も…とおせち作りに大活躍。大掃除やら何やらでバタバタと慌ただしい時期、逆にストーブがなかったらおせちなんて作らないかも。もちろんお正月にはお雑煮を煮てお餅を焼きます。なのでウチの冬のガス代は妙に安いです。嬉しいなぁ。
炊飯器壊れて急遽ストーブ&土鍋でご飯炊きました。美味しかった〜!



そしてストーブとセットで毎年倉庫から引っ張り出されるのが、冷え症な私専用のブリキ製湯たんぽ。ストーブで直接加熱出来て冷めにくいので、就寝時に布団の足元へ置くだけでなく、日中の座り仕事のお供にもフル活用です。程良い温かさになった湯たんぽと一緒にハーフケットにくるまって、ココア飲みつつちゃぶ台で年賀状を書いていると「あぁ今年も終わるなぁ」としみじみきてしまいます。こたつも大好きなんですがどうしても気持ち良すぎてうたた寝してしまうので、3年前位から封印しています。あの誘惑に屈することなくフットワーク軽くお掃除に洗濯に動けるような強い意志を持ちたいです(←来年の目標!)。でもきっと無理そうなので(諦め早っ!)当分このストーブ+湯たんぽのコンビに、ぐうたら貧乏主婦は強制的に働かされる事でしょう。

娘にかち割られた火鉢。ボンドでくっつけて今は泣く泣くゴミ箱として使用。

こんなにしっかり者の我が家の親愛なるストーブ、思えば何となくむか〜し昔どの家にもあった囲炉裏に似ているような。おうちの中心にドッシリ構えた、母のような安らぐ温かさに父のような威厳と包容力…本物の両親立場ナシです(涙)。( by 櫻井由美子)